食いしん坊くまのゆるゆる食べ歩き+α

主に都内での食べ歩きがメインですが、日台ハーフの台湾華語学習などなど。

台湾でも日本とほとんど変わらないお葬式

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皆さんは、台湾でお葬式、参加したことありますか?

 

親族・若しくは親しい友人が台湾人って方は、体験されたことある方も中にはいらっしゃるかと思います。

 

2019年6月初旬に、祖母(母方の方で台湾人)が亡くなったので、台湾のお葬式に参加してきました。

 

この記事は、このようなことが知りたい方にオススメです:

・お葬式の流れ

・台湾の葬式事情

・台湾高雄の葬儀場

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はじめに

1年ほど前に、日本人である父が台湾で亡くなったので、台湾のお葬式に参加してきました。ちょっと自分が知ってる台湾のお葬式とは異なったので記事にしてみたのは、下記の通りです。 

 

台湾の葬式事情について(葬式に参加する前)

www.kuma110.com

 

実際体験した葬式のスタイル(写真あり)www.kuma110.com

 

実際体験した葬式の一連の流れ・高雄の葬式会場
www.kuma110.com

 

祖母の葬式

1年前と同様、祖母の葬式は、父の葬式と同じ場所で行われました。梅雨の時期だったこともあり、天気予報を見ても連日雨。

 

くまが当初聞かされたのは、"火葬は先にして週末に告別式をする"、とのことでしたが、大人の事情でしょうね。結局は"火葬も告別式も同じ日に週末にする"ことになりました。

 

まぁ、くま的には、最後に祖母の顔拝められたので結果オーライでしたw

 

祖母は日蓮宗なので、葬式は日蓮宗の葬式。日本の日蓮宗とほぼ同じ形式で行われました。

 

葬式・告別式は週末に開かれましたが、この日も葬儀場はほぼ満席でどこも混みあってました。お隣もかなり大規模な葬式が開かれていて、お花の数が今まで見た中で異常でした!キレイで華やかなのはいいことですよね。はい。

 

一連の流れ

1年前、父の葬式・告別式の際はなかったですが、今回の担当者は、なんと事前にLINEで予定表を送ってくださいました!!

 

スケジュール

▼入斂/告別式流程表(祖母の葬儀・告別式の流れ)

6:30

喪宅做移靈儀式(喪主・遺族集合)

7:00

領大體更衣化淡妝(死装束に着替え死化粧を施してから納棺)

8:00

入斂儀式開始

8:30

移靈儀到〇〇〇(告別式会場に出棺)

9:00

告別式開始

10:00

致感謝詞(閉式・出棺)

10:20

火化(火葬)

 

返回高雄合爐

12:30

撿骨隨後進塔(骨上げ後、お墓・霊壇へ)

日本語訳、中途半端ですみません。苦笑

 

祖母の喪主は、母と叔母の2人で担当しました。

 

▼告別式前日に、母と会場に行って最終チェック

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コーディネーターの方曰く、80歳を過ぎた方の葬式は、"悲しい"、ではなくて、あくまでも"オメデタイ"ので、お花は赤やピンクをあしらうとのこと。当日はレッドカーペットを敷くとのこと!!驚

 

これは、日本とは違いますよね。

 

▼告別式スタート15分前

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当日は、レッドカーペットも敷かれ、会場の中、外にもお花が飾られて、前日より一層明るくなりました。

 

ドレスコード

ドレスコードは、日本と同じく全身 "黒"。男性は、白もしくは黒のシャツ。まぁ、あくまでも黒が好ましいってことで、日本のようにそこまで厳しくはないです。なので、紺や普段着の格好の方も何名かいらっしゃいました。

 

どんな感じか気になる方は、台湾らしくない台湾でのお葬式(その2)に写真があるのでご参照ください。(上にリンクを貼ってあります)

 

90歳の祖父の姿がなんといってもカッコよかったですね~!!来場にいらっしゃったみんなも大絶賛!!全身黒にちょっと派手めの青のネクタイに、グレージュの上着に麦わら帽。ちょっとマフィアちっくな感じでドンって感じがしました。笑

 

ただやはり、祖母が恋しいのか、弱ってる姿が・・・なんともいたたまれませんでした。

 

葬儀会場の方たちは、全身黒で、たまに、男性の方で、学ランのような恰好してる方もいましたが、日蓮宗の方たちの正装(制服?)は、男性はパイロットや海軍のようで、女性はまるでフライトアテンダントのようでスタイリッシュで素敵でした。

 

告別式中

告別式中は、遺族は両サイド(左:女性、右:男性)にわかれて、告別式中ずっと立ってます。祖父と祖父・祖母の兄弟姉妹たちは最前列に座りながら参加。

 

コーディーネーターの方に言われるがまま、跪いたり、会釈をしたり。くまが立ってたところは冷房がガンガンあたる場所だったこともあり、すごく寒かったです。苦笑

 

途中、母や叔母のスピーチに涙流しながら、手元にハンカチがないので必死で泣くのをこらえましたが・・・コーディネーターの方がティッシュをくれるなんて!!いやぁ~、素敵な気配りにまたまた感動しちゃいました。笑

 

前回、父の告別式の際は、中国語でしたが、今回は、台湾語ですべて行われました。普段畏まった場所での台湾語は滅多に体験しないので、すごく新鮮でした。

 

日蓮宗の葬式の特徴として、代表の数名がお経を読んだ後、会場全員でお経を唱えます。くまは、お経、半分しか覚えてないので、わからないところは、おとなしく口パク・・・最後は全員で三唱。

 

告別式は、今回は年配の方も多いので、体調も考慮して1時間ほどで終わりました。

 

告別式後

火葬にかかる時間は1、2時間ほどなので、遺族は全員集まって、昼食をとってからの休憩タイムに入ります。今回は、叔母の家近くにある客家料理屋さんで。

 

13時頃に敷地内の納骨する場所に向かい、火葬された遺体を骨壺に詰めました。祖母は、生前入退院を繰り返してたこともあり、遺骨がちんまり・・・。最後は自宅で苦しむこともなく亡くなったのが幸いでしたね。はい。

 

お墓・納骨堂へ

お葬式会場から霊堂までは、ちょっと遠く、市内から1時間ほどの距離にありました。霊壇についてから一連の儀式が終わるまで1時間ほどでしょうか。

 

父の骨壺も同じ場所にあるので、父にもお参りしてきました。

 

朝の6:30からはじまり、一連の作業が終わって集合写真を撮り終わったのが16:30。今回もほぼ丸一日かかりましたね。苦笑

 

最後に

梅雨の時期に葬式・告別式を行いましたが、運よく当日は晴れたので、スムーズに進行できたと思います。お昼ごろに、ちょと雨が降りましたが、告別式後だったので、セーフ?笑

 

今回は、祖母87歳ということもあり、天寿を全うしたと思ってるので大往生なのが幸いでしょうか。

 

くまの祖母のお葬式は、日本とほぼ変わらないと思いましたが、それはあくまでも一例でしかないので、台湾のお葬式が全てこのスタイルとは限らないので悪しからず。

 

祖母のお葬式以外にも、ほかの方の葬式もチラ見えしましたが、さすが台湾、いろんなお葬式のやり方があるのですね~!!

 

今回お葬式に参加して思ったのが、大切な人に会いたいときに会っておかないと、後々後悔するので、もっと頻繁に会いに行きたいな、ってことでしょうか。

 

皆さんも、いつかは親のお葬式について考えないと思います。くまも改めて、母と将来するであろう葬儀について話さないとな~って思いました。