皆さんは、外食するならどんな料理がお好きですか?
くまは、20代の頃は和食とイタリアンが好きでしたが、30代になってからは、フレンチも好きになりました。
昔に比べると、多少、食の経験値は増えたこともあり、お料理の深さをより一層意識して味わえるようになりました。これも素敵なグルメ友達らのお蔭、間違いなしですw
今日は、都内にあるミシュラン2つ星のフレンチで、比較的予約も取りやすく、お料理も接客もペアリングも素敵なお店を1軒ご紹介させてください。ちなみに再訪レビューでもあります。
季節ごとに行きたくなる素敵なお店
ミシュランガイドは、紹介者さんがいないと予約の取れない、所謂"一見さんお断りのお店"は排除されてるみたいですね。
お料理代だけで1万越えのお店は、滅多には行けませんが、それでも何軒かは、どうしても季節ごとに行きたくなるお店があります。
勿論、予約が取れるお店に限ります♬
お店の名前は、L'Effervescence(レフェルヴェソンス)
レフェルヴェソンスの情報
2019年11月29日に、ミシュランガイド 東京 2020が発売されました。
今回ご紹介するお店は、2020年版も2つ星を獲得したフレンチのお店です。お料理部門だけでなく、接客部門でも極めて輝いてると評判のお店です。
夜は流石にお値段張りますが、お昼のコースは1万(税抜き・サービス料別途)なので、2つ星のお店ですが、決してお値段もすこぶる高いわけではないのは嬉しいです。
▼お店の営業時間・アクセスなどは、此方の記事に記載してます。
・お昼のコース+ペアリングの予算
・2019年4月訪問時
・メインダイニングにて
・どの季節に行っても必ず頂けるメニュー(スペシャリティ)に関してwww.kuma110.com
▼レフェルヴェソンスで頂ける季節ごとのメイン
・2019年7月訪問時
・地下にある個室にて
・夏のコース
冬のコース ルネサンス「再興」
常連さんにお誘いを頂いて、4か月ぶりのレフェルヴェソンスへ。
この日は、地下の個室を6人で利用させていただき、2019年11月下旬からスタートした冬のメニューを頂きました。
歳時記~
戻りガツオ、牛蒡、生姜/日本酒とマスカット
左側は、生姜の泡の下に戻りガツオ、そしてきんぴらごぼうが味わえます。まるでお寿司ときんぴらごぼうを食べてるよう!!右側は日本酒のシャーベットなので、交互に頂きました。
アップルパイのように #40〜
猪、バターナッツ南瓜、柚子
京都産のイノシシのすね肉、ゆべしのピール、そしてバターナッツ南瓜が入ったものが、 此方の40代目のアップルパイのように、です。
イノシシということで、ちょっと構えてましたが、すね肉は比較的臭みがなく、聞かなければイノシシ肉が入ってるってわからないかもしれませんw
御包み〜
下仁田葱のルーラード、霜降りかますの炙りと北寄貝
ルーラードとは、薄いお肉で具を巻いて炒めてからワインで煮たものとのこと。
此方の1品は、下仁田葱を霜降りかますと炙り北寄貝を巻いたもので、表面にライムのビネグレットが塗られてます。泡のソースは、北寄貝のエキスと下仁田葱。
⇒ペアリング1参照
定点〜
蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
冬のカブは、夏のと比べると苦みもなく甘くて美味しいんです~!
⇒ペアリング2参照
冬、枯葉、雪〜
甘鯛のロティと菊芋のクリスプ、春菊、骨の出汁のアラクレームと山椒オイル
ロティとはフレンチ料理の一つで、焼いたものを意味し、ローストと呼ばれることもあります。
甘鯛のロティは、サラマンダーで3、4分あてただけとのこと!菊芋のピューレを鯛の鱗に見立てたのは斬新でした!クリームソースに春菊、そしてアクセントの山椒オイルを一緒に頂くと、まさにフレンチと和の調和が良く取れてて美味しかったです~♬
⇒ペアリング3参照
海の神 山の神〜
真鴨のロティ、縮みほうれん草、帆立と焦がし葱のピュレ、骨のジュ・内臓のソース
今週のお題「いい肉」
今回頂いた真鴨はまさに"いい肉"、いえ"絶品肉"でしたっ!!
この日は有難いことに、天然の真鴨にありつけました。猟師をしている小野寺望氏が獲ったコルベールの天然の(雄)真鴨とのこと。少量しか獲れないので、この日はメインダイニングでは提供せず、個室の自分達6人分のみとのこと🥰
お味の方ですが、野性的かと思いきや、決してくどすぎず美味しい~!!柔らかく滑らかな肉質は、凄く濃厚で奥深い味わい♬ソースも真鴨の美味しさが詰まった骨と内臓の部分も使っていて絶妙でした!!
⇒ペアリング4,5参照
音と風の記憶〜
栗の渋皮煮&チュイール、金木犀のあんこ、緑茶のアイスクリーム、ラム酒のクレームディプロマット
パッと見て、なんか山のような?と思ったら、ヒマラヤ山脈を見立てて作られたとのことで、ビンゴでした♬ ハチミツも金木犀を漬け込んであるとのこと。
⇒ペアリング6参照
小菓子、お薄 & World peace
⇒下記の記事に写真&説明を記載してるので、そちらをご参照下さい。
小菓子:都内にある大切な日にピッタリなジャパニーズフレンチ - 食いしん坊くまのゆるゆる食べ歩き+α
お薄 & World peace:都内にある定期的に通いたくなるとっておきのお店(フレンチ編) - 食いしん坊くまのゆるゆる食べ歩き+α
飲み物(ペアリング)
ペアリング
1.ヴィニェス・シングラス ガルナッチャ・ブランカ 2017 ⇒白ワイン
スペインのペネデスで造られたグルナッシュ・ブラン(別名: ガルナッチャ・ブランカ)。フェンネルやメロン、そして白いネクタリンが感じられました。味わいに厚みがあり凄くボリューミー。
2.【岐阜】舩坂酒造店 芯人白水(しんじんはくすい) ⇒日本酒
レフェルヴェソンスで、まさか燗酒が頂けるとは思いもしませんでした!!お伺いすると、78℃まで燗酒にしてフィニッシュは73℃。なんてキレのある美味しい日本酒なんでしょう~。
3.【秋田】異端教祖株式会社 2017 ⇒日本酒
お酒の名前、凄くないですか?!ちょっとビックリしちゃいません?
日本酒好きなら聞いたことあるであろう、秋田の新政酒造から造られる"亜麻猫"という日本酒があるのですが、それをもっと極めたバージョンとのこと。
1745本しか作っておらず、今回頂いたものは、2017年に造られ、2年間寝かせて2019年にリリース。個人では入手不可能で、限られたお店でしか頂けないとのこと。
味わいは、亜麻猫らしさ(柑橘系のフルーティーさが感じられる爽やかさと甘味が感じられる1杯)を感じられますが、亜麻猫に"レモンのゼスト"をプラスされた感じがしました。
もう1つ凄いのが、ライナーノーツも付属されてるのですが、2017年のライナーノーツを書かれたのは、レフェルヴェソンスの青島ディレクター♬その青島ディレクターにサーブされて頂く1杯は・・・プライスレス✨
4.シャトー ル ピュイ バルテルミ 2011 ⇒赤ワイン
シャトー・ル・ピュイといえば、フランスのボルドー地方サンテミリオンで自然派ワインを造るワイナリー。セパージュは、メルロー主体の濃口赤。
深みのあるしっかりとした骨格と柔らかさも感じられる濃厚な味わい。お肉全般的に合わないわけないですよね~!!特にジビエ!!
5.【千葉】木戸泉 純米酒 自然舞 ⇒日本酒
千葉にある木戸泉といえば、"高温山廃モト"という独特の手法を用いて日本酒を造られてる蔵元さん。今回頂いた"自然舞"も、熱燗にしていただきました。酸味があるので、お燗にしていただくと、より一層キレが増してバランスよくなりますね~!
6.【富山】満寿泉 貴醸酒 Barrel Ageing kijoshu ⇒貴醸酒
貴醸酒(日本酒の貴腐ワインver.)というだけでも珍しいのですが、ブルゴーニュから買い付けたオーク樽を使用した熟成貴醸酒。食前もしくは食後のデザートと一緒に味わうにはもってこいのお酒ですw
レフェルヴェソンスの冬のコースを頂いて
レフェルヴェソンスでは、基本3か月スパンでメインが変わるので、12月~2月まではメインは鴨が味わえます。
今回も、最初から最後まで凄すぎましたが、中でも印象的だったのが、メインの"真鴨"、そして日本酒の"異端教祖株式会社 2017"でしょうか♬
頂いたペアリングの感想
今回は、今まで頂いた中でも日本酒のラインアップが多かったです。
レフェルヴェソンスといえば、フランスワインだけでなくそれ以外の国、また日本ワイン、日本酒がでてきたりします。日本ワインも好きですが、今回の組み合わせだと日本酒で良かったな~って素直に思えましたw
星付きフレンチなのに比較的予約が取りやすいわけ
最後に、予約が比較的取りやすいってどういうこと?って思った方、いますか?
予約が比較的取りやすい理由ですが、レフェルヴェソンスでは、受付には常時3人いらっしゃるので、営業時間内に予約の電話をしても、比較的待ち時間なしで出てもらえる可能性が極めて高いです。ちなみに予約は、電話orネットで予約が可能です。
もし予約を取ってみたい!って思われた方は、是非、1ヶ月程前を目安に予約を試みてください♬個人的には、はじめてでしたら、ランチに行かれることをおススメします。